キミに惚れちゃったんだもん

「そうじゃないよ!

わかってるんでしょ?
ちゃんと。」




わかってるよ。



でも、こういう話題はなるべく避けろ!

っていうのがうちの事務所の方針なの。





「ねぇ、わたし、本気だよ?

わたし、ずっと純くんのこと見てたんだもん。

芸能界は、確かに厳しいし
マスコミとかに知られたら厄介だけど
そんな危険でも純くんのためなら乗り越えられる!」




俺は、いやだ!!!


なんで桜のために危険な目にあわないといけないの?





「純くんは、正直どうなの?」




あ~!!

もう、うざいな。







「悪いけど、うちの事務所かなり厳しいから!」




マニュアルどおり断った。




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