“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「っ!!!!!」


さすがに突き飛ばすに決まってんだろ!!


おまけに…


「涼。
オレのことは“北村”って呼べって言っただろ?
まぎらわしいんだよ、凌、凌って」


そう――
同じ名前のオレ達は、お互いを名字で呼ぶのが当然だと思ったオレに対して…


『ふ―ん。
君、オレと同じ名前?
なら、君には特別“涼”と呼ばせてあげるよ』


なんて、コイツがふざけたことをぬかし、


『もちろん、オレも。
君のことを“凌”と呼ぶよ?』


なんて、鳥肌が立つようなことを言いだしたせいで――

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