君まで2ステップ
「じゃあ…陽菜と梨亜が、『一生に一度の恋』を見つけることが出来て、その相手を俺たちに紹介してくれたら話すよ。
それでどう?」
「えー…それじゃあいつになるか分かんないじゃん!!」
「梨亜は…すぐ見つかるかもしれないよ?
ただ鈍くてそれに気付いてないだけ…
もしくは、気付かないようにしてるだけ…かな?」
「なっ…あたし鈍くないしっ!!
っていうか気付かないようにとかするわけないじゃん!!
妥協はしたくないけど彼氏は欲しいもん!!」
「うん、分かってるよ。
だから早く気付いてほしいんだ。
もうきっと梨亜はね…。」
「え?」
「もう『恋に落ちてる』。」
いつもと同じ優しい微笑みを浮かべたままそういう陽パパに胸がドキっとした。
心を見透かされてる…そんな気持ち。
そして増す心拍数。
ドクドクって音がうるさい。
一気に熱が上がる顔。
もーっ心臓うるさいってば!!
「帰るっ!!お邪魔しましたっ!!」
「また遊びにおいで、梨亜。
相談ならいつでも聞くよ?」
「あ、梨亜!!」
「なぁにー!?」
「晴輝のカーディガン、ちゃんと直接渡しなさいよね?
っていうかあたしは受け取らないからね。」
「分かってるよっ!!」
あたしはバタンを玄関のドアを閉めた。
それでどう?」
「えー…それじゃあいつになるか分かんないじゃん!!」
「梨亜は…すぐ見つかるかもしれないよ?
ただ鈍くてそれに気付いてないだけ…
もしくは、気付かないようにしてるだけ…かな?」
「なっ…あたし鈍くないしっ!!
っていうか気付かないようにとかするわけないじゃん!!
妥協はしたくないけど彼氏は欲しいもん!!」
「うん、分かってるよ。
だから早く気付いてほしいんだ。
もうきっと梨亜はね…。」
「え?」
「もう『恋に落ちてる』。」
いつもと同じ優しい微笑みを浮かべたままそういう陽パパに胸がドキっとした。
心を見透かされてる…そんな気持ち。
そして増す心拍数。
ドクドクって音がうるさい。
一気に熱が上がる顔。
もーっ心臓うるさいってば!!
「帰るっ!!お邪魔しましたっ!!」
「また遊びにおいで、梨亜。
相談ならいつでも聞くよ?」
「あ、梨亜!!」
「なぁにー!?」
「晴輝のカーディガン、ちゃんと直接渡しなさいよね?
っていうかあたしは受け取らないからね。」
「分かってるよっ!!」
あたしはバタンを玄関のドアを閉めた。