君まで2ステップ
「もーっ!!何なの陽パパ!!
そのあたしを試す言い方っ!!」

「別に試してなんかないよ。
ただ、早く素直になればいいのになって思うだけ。
さて…俺とはるは出かけるんだけど…梨亜はどうする?」

「え?病気の晴輝残して出かけちゃうの!?それに陽菜は…?」

「陽菜は今日、一緒に過ごす人がいるみたいだよ。
それに晴輝には…梨亜が一緒にいてくれるんじゃないの?」

「へ?」

「いや…俺とはるも出かける用事はなかったんだけど…
せっかくのクリスマスイブだし、梨亜がいてくれるなら晴輝のこと任せられるし。
デートしたかったから丁度いいかなって。」

「いやいや!!だってあたし、今日コンパが…。」

「梨亜、そんなの行く気ないからここにいるんだろう?
じゃあ、任せるよ。そんなに遅くならないから。あとはよろしくね。
さ、はる、行こう。」

「え、あ…陽!?」

「ちょっと待ってよ陽パパ!!」









あたしの声も虚しく、陽パパは超強引にはるママを連れてった。

しーんとした部屋。

っていうかクリスマスイブに、このあたしに病人押し付けるってどういう神経してんのよあのラブラブバカ夫婦ー!!!!!!!!!!


「はるママも陽パパもバカーッ!!」



そう声に出しても、余計虚しくなるだけだった…。


「不本意だけど…仕方…ない…からね…。」


あたしは一人、そう呟いた。

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