空に叫ぶ愛
「愛も行こう。遅くなったら危ないけん」
「……うん」
茜空も少しずつ暗くなって来ていた。
なんだか名残惜しい気もしたけれど、遅くなって暗くなるのも嫌だ。
来たくなったら、もう一度来ればいい。
二人で家路を歩く。
さっきまで川の水に濡れて気持ち良かったのに、もう夏らしいジメッとした汗が滴り出る。
暑い…
「愛」
名前を不意に呼ばれ、空を見る。
「最近よく笑うようになったやん?」
「そ、そう?」
「うん。なんか見よって嬉しい…」
空?
「なんでやろ……」
そんなこと言われたら…
期待しちゃうよ。
無駄な期待させないで。
なんて。
本当は嬉しかったりするんだよね。
「……うん」
茜空も少しずつ暗くなって来ていた。
なんだか名残惜しい気もしたけれど、遅くなって暗くなるのも嫌だ。
来たくなったら、もう一度来ればいい。
二人で家路を歩く。
さっきまで川の水に濡れて気持ち良かったのに、もう夏らしいジメッとした汗が滴り出る。
暑い…
「愛」
名前を不意に呼ばれ、空を見る。
「最近よく笑うようになったやん?」
「そ、そう?」
「うん。なんか見よって嬉しい…」
空?
「なんでやろ……」
そんなこと言われたら…
期待しちゃうよ。
無駄な期待させないで。
なんて。
本当は嬉しかったりするんだよね。