空に叫ぶ愛
冷たい私は泣いている若菜をおいて一人、保健室に向かった。
誰の声も聞きたくない。
「あれー、四時限目始まってるけど。って、どうしたの?」
水島先生の声は無視してベッドを囲むカーテンをシャッと閉めて、ベッドに寝転がる。
死にたい……
「島田ちゃん、どこか悪いの?」
カーテンを堂々と開けて聞いてくる先生。
悪いよ……
心がすごく痛い。
「先生……」
「ん?」
「死にたい…」
「はいぃっ!?」
……うるさい。
でも…助けてほしい。
全てが上手く行かなすぎて、苦しいんだ。
誰か、私に教えて。
生まれてきた意味を。
生きている意味を。
果たしてそんなものあるのか。