空に叫ぶ愛
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「あっ……」


「思い出した?」



俺が話終えてからそう聞くと「なんとなくなら」と言った愛。


昔から愛は寂しがりややった。


なのに孤独感を誰にも話さんで、自分の心に留める。


…言ってよ。

受け止めるけん。


……もう一回だけ、言うけん。



「愛は一人じゃないけん。俺がおる…」


「空…」


「俺は愛が好き。やけん守ってやりたいし笑顔にしてやりたいって思っとう」



愛の長いサラサラの髪の毛を指で絡め取る。そして、そのまま愛の髪の毛にキスをする。




───その、涙に誓うよ。




「俺が愛の生きる意味になっちゃる」





やけん、泣かんで…


笑ってよ?
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