空に叫ぶ愛
ママに会いたいって。
パパに会いたいって。


そう泣く君を、どうしようもなく守ってあげたくなった。


笑顔にしたくなった。



泣かんで……?

ねぇ、笑って…────?



「泣かんで?」


「……そらくん…?」


「僕が守っちゃるけん。やけん、泣かんで?」


「…ありがとっ。そらくん!」



そう、君は笑ったね。


お互いの幼い手を繋ぎあって、島ばぁの家に帰った。


そして次の日。愛ちゃんは島ばぁの家からいなくなった。


──…泣いた。


お別れも言ってない。

約束も守ってない。





君の、あの涙に誓ったあの日から。


俺は忘れたことなんてなかったよ……?
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