素直になれなくて
「ごめんね。驚いたでしょ?」
心配した表情で、先生が駆け寄ってくる。
首を横に振り、答える。
「なら、良かった。今の子、遼平くんって言うんだけど…夏美ちゃんと同じクラスって知ってる?」
コクリ。
「ふふ。いつもふざけてるけど、優しい子なの。仲良くしてあげてね」
「…」
この言葉には、頷けなかった。
だって、教室に行ってないのに…どうやって仲良くすればいいの?
それに、私は不登校ー…
同じ学年の子達は、ほとんど知っている。
仲良くなんか、なれない。