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決意と真実

数日間、響から連絡が来なかった。

メール1つでもいいからくれればいいのに…

パタンと携帯を閉じて、目の前に置かれたランチに箸を伸ばした。

「珍しいね?立石は?」

向かい側の空いている席に聞いたことのある声の人が座った。

「中島さん!」

「ここ座っていい?」

「どうぞ。」

もう座っているのにそれ聞くかなぁ?

「千鶴さんなら、今日有給とって休みです。」

「で、一人でランチ?」

「はい。」

「彼氏は?この前いるって聞いたけど」

中島さんって痛いとこつくなぁ…

「いますよ。最近忙しそうで…」

「何かあったの?」

優しい口調で聞かれた。

あたしの心から何かが流れ出した。

中島さんの優しい口調と眼差しはあたしの心を糸を解いていった。





「すいません。ペラペラとたくさん話して」

名前を伏せて、響とのことを話してしまった。



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