…きっと恋してる
明は公園まで来ていた


1人ブランコに座り泣いていた


涙は後から後から溢れてくる


「ふうっ…うっ…淳平…」


信じてる…信じたい
でも…


「どう…したら…いいのよっ…ぐすっ」


ずっとブランコに座り俯いていた



ふわり後ろから抱き締められた


この香りこの感じ…顔を見なくても誰だかわかる


「…淳平…あたしっ…」


「ごめん…俺が軽率だった…明がいるのに呼び出しに応じるなんて…ホントごめん!」


ギュッと力を込められた腕に手を重ねる
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