With ~一緒に~

凛子も航君も片岡君も、みんなが心配そうに私を見守ってくれてるのがわかったけど、

みんなに心配されればされるほど、

自分に起きたことが重大なことのような気もしてきて……


耐えられなかった。



「うっ……、くっ……」


なんで?

なんで私なの?

なんでこんな恥ずかしい目にあわなきゃならないの?

ひどいよ……


恥ずかしくて、

悲しくて、

私は顔を両手でおおった。

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