With ~一緒に~

「凛子……」


「決まりね!
明日も学校ではずっと一緒にいようね」


すると、航君が私を見た。


「しばらく朝は一緒に登校しよう。
駅に7時半な」


「あ、うん、わかった」



なんだか、みんなに迷惑かけちゃうな……


「なんか、みんなゴメンネ」


私が頭を下げると、航君も凛子も微笑んで、気にするなと言ってくれた。


片岡君だけが、複雑な表情で私を見ていた。



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