彼と私の関係〜もう1つの物語〜
「仕事が軌道に乗り出して、今年は営業社員3人にプラスして本社事務所も1人増員した」
片瀬さんは本社事務所の採用だと分かった私は、なぜ吉沢係長の手伝いをしたり、さっきの女性と頭を下げ合っていたのか理解できた。
「扱ってる商品は食品だけあって種類は多種多様だから覚えるまで時間がかかると思う。だけど優秀な上司や先輩がいるから、しっかり勉強して欲しい」
そして1人1人に『辞令』と書かれた小さい賞状みたいな紙を渡してくれた。
――『営業部に配属する』――
名前と今日の日付が書かれた紙を手にすると、正社員として働くんだと実感する。