月光~moon light~
「ダメだよ。 もう帰らないと」
「え~」
「1人でいたら危ないし」
あたしはアヤノの手をとり、駅に向かって歩き出した。
「大丈夫だって~。 誰か知り合いいるだろうし。 探して泊めてもらうぅ」
そう言って駄々をこねるアヤノ。
そうとう家に帰りたくないんだろう。
「ダメだってば。 ここら辺で事件起きてるの知らないの? 物騒なんだからね」
「む~」
むくれた声を出すアヤノ。