月光~moon light~



え...


ホントにどうしよう。



そこまで考えてなかったし。




猫に返すとか無理でしょ、普通。




何で今まで気がつかなかったんだろ。






「...帰ろ」




あたしの声が虚しく廊下に響く。




バカみたい。




あたしは早く帰らなくちゃいけないんだから。




そう思い

体を反転させた瞬間、





ガタッ




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