…いつも君を想う

もう一度ここから

「やっぱ大人にはかなわないな…情けないな俺…」


原っぱに寝転んで静かに目を瞑る


「……し……とし…」


幻聴まで聞こえてきた


俺ヤバいな…やっぱまだ好きだよ


「……としー…さとしー」


「えっ?!」


俺はバッと立ち上がって振り向いた


「はあっ…はあっ…良か…った…いた…はあっ」


幻覚まで見えるようになったのか?


そこには居るはずのない彼女が立っていた


汗を流し息を切らして…
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