…いつも君を想う
「俺の方こそごめん真実を聞くのが怖くて逃げてた…嫉妬心ばかりが膨らんで桃を傷つけた…」


「私も悪いの黙ってたから…」


お互いちゃんと気持ちを言いあっていたら遠回りして傷つけあうこともなかったかも知れない


「透さんといた方が桃が幸せになれると思ったんだ…バカだろ俺?離さないとか言ったくせにな…」


「ほんとだよ…大バカヤローだよ…慧とじゃなきゃ幸せになんてなれないのに…」


抱き合ってお互いの温もりと存在を確かめあう


この腕の中に彼女が帰ってくるなんて想像もしなかった


"幸せと"言う名の波に2人して呑まれてしまいそう
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