愛言葉
私の高校からS駅まで20分くらいかかる。



電車の中では、何のケーキを食べるかの話で盛り上がっていた。



「あたし何食べよう…チョコレートケーキもいいし…チーズケーキもいいし………」



「なんでもいいじゃん。あたしはやっぱレアチーズケーキかな。」



そんなこんなで話しているうちに、目的地のS駅に着いた。
電車から降り、駅を出て、歩いて数分の所にそのケーキ屋はあった。



「あった。ここだよ。」


やはり話題の店となると行列が出来ている。
ほとんどが学校帰りの女子中高生ばかりだ。



「やっぱ多いなぁ…」



雪乃はすごく嫌な顔していたけど、やっぱり食べたいから並んだ。



すると、前にいた女の子たちの会話が耳に入った。



「今日はタカノさんいるかな?」
「えーあたしはイズミさんのほうがいいー。」



何の話をしているのか疑問に思っていると、雪乃が耳打ちをしてきた。



「ここのケーキ屋にイケメン店員が2人いるらしいよ。多分あの子たちはその2人のこと話してるんだと思うよ。」



「ほえー………」
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