神さまにおねがい!!~カミコイ~

 「それよりもお前に客人だ」


 「!?」


 「お前の父親だ…いい加減…親父の記憶を消したらどうなんだ?」



 ヒロは俺の親父を嫌っていた。


 俺の稼いだ金をアテにして生きる無職の親父。


 かっては…汗水流し…お袋とともに…小さいがお好み焼き屋を営んでいた。


 お袋が不慮の事故で死亡。


 生活は一転した…。




 「何の為の力だ!!あの親父は…お前のことなんて唯の金ズルだとしか見てない」


 「今はあんなんだけど…昔はいい親父だった!俺のこの世でたった一人の家族だ!!」


  
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