神さまにおねがい!!~カミコイ~

 「お人よしにも程がある!!お前のその優しさも…前世の敗因の一つだ!!」


 ヒロは俺を攻め立てる。


 「……ボクだって悪いんだ…ヒロ…ヤッキーを責めないでくれ」


 AKIが…俺とヒロの間に割り込んで来た。


 「AKI…!?康人から聞いたのか?前世のことを…」


 「俺が話した…」


 恭がヒロに呟いた。


 「余計なこと言うな!!恭」


 「真実だろ?…」


 ヒロの矛先が俺ではなく恭に変わった。


 「くそっ…まあ…それよりも…早く…親父に会って…追いかえせ!」


 ヒロは俺に吐き捨てた。

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