神さまにおねがい!!~カミコイ~

■羨望~ヤッキーside


 俺は…親父に金を渡した。


 ヒロに罵られようが…この世界でたった一人の…家族。


 例え…ミッキーを殺した相手でも…。



 俺はミッキーが死ぬ前の晩にも…夢を見ていた。


 それも写真集の撮影で…海外のホテルで…。


 その光景が信じられなかった。


 俺にはどうしようも出来なくて…一応、親父には電話を入れた。


 ゲンキな親父の声。


 明るいミッキーの声を聞いて…俺は安心した。


 親父を信じて…あれは単なる…夢だと…自分に言い聞かせた。



 でも事件は起きた…。


 


 

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