神さまにおねがい!!~カミコイ~

 
 「……お前…何とか言え」


 ヤッキーはボクの耳元で囁く。

 
 そして、ボクの口を塞いでいた手を離す。


 「ゴ、ゴキブリが出ただけ…心配すんな!!わりぃ~」


 扉の向こうで心配する…連中に説明。


 「ゴキブリか…心配させんな~」

  
 扉の向こうの連中は…呆れ声で退散。



 「俺はゴキブリか?」


  ヤッキーの突っ込み。


 「それよりも…来る時は…メールかテレパシー送れ」

  
 ボクは切り返す。


 「意外と胸あるんだな~ウレシイぜ~」


 ヤッキーの目線がボクの胸元に向けられていた。


 「お、おい!!?」

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