神さまにおねがい!!~カミコイ~

 「!!!?」


 ボクたちの前に…あの耶麻斗が現れた。


 「耶麻斗さん!!?いったいどういうつもりだ!!?」


 「この鉄格子には高圧電流が流れています…触ると…黒焦げになります…ヴィーナス
さま」


 「いいから…此処は何処だ??お前…裏切ったのか??」


 「すべては…瑠可さまのためでした…。瑠可さまは…マスターさまたちよりも早く
…キングさまの知り合いを救う為に…単独で行動して…サイランたちに捕らえられ
…私は仕方なく…ヴィーナスさまを…しかし既に…瑠可さまは…サイランの手に
よって…サイラン様の操り人形にされてしまいました…」


 「!!!?」



 耶麻斗さんはそう言って…鉄格子を流れていた電流のスィッチをオフにした。そして
素手で鉄格子を破壊して、ボクを出してくれた。


 


 
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