神さまにおねがい!!~カミコイ~

 「俺がゆく……」


 瑠可が…静に呟く。


 「…マスターお前が居なくなったら…俺が生まれない…違うか?」


 「しかし!!?」


 瑠可がマスターを押し切り…ボクの背中に乗った。


 「瑠可……」


 「…あえて…さよならは言わない…」


 「ペガサス……」


 マスターさまの瞳から涙が溢れ、頬を伝う。


 「あなたの命令…ボクは忠実に護ることが出来ました…今度はあなたが…ヴィーナス
さまを護る番です…二人でお幸せになって下さい」


 「ペガサス……」


 ボクは瑠可を乗せて、天空を駆け上がる。
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