俺様保健医の甘い罠《fin.》
「と言っても、3人一緒なんだけど」
それでも嬉しい!
久世は彼氏やから兎も角として、雨宮センセたちからまで貰えるなんて思ってもなかった。
「久世くん」
「あぁ」
久世が持っとるらしい……。
でもプレゼントらしきもんは部屋から持ってきてへんかった。
なんやろ……。
沈黙が逆に緊張する…!
「ほら」
「え……?コレ…」
「見てわかんねぇのかよ」
「わかるよ!?わかるけど!」
ウチの目の前に出されたのは、婚姻届。
ピラピラの紙切れ一枚が、何でか輝いて見える。