俺様保健医の甘い罠《fin.》


「久世センセは目立つんやし、わざわざ来んでも……」



「そんな事かよ」



呆れたように言ったけど、久世センセの目はどこまでも優しかった。



こんな顔されてしもたら、また顔赤なるやんけ……////



照れてんのを悟られんように、下を俯く。



この頃、照れんのが多い気がすんのはウチだけやろか?



久世センセとおると、胸がキュンとなって、一々赤なる。



どうしたんやろ?



ウチはおかしくなったんやろか?



どうしたらコレを直せるんか、ウチには全くわからん。



ただ一つわかるコトがある。



それは、久世センセと一緒におる空間が好きやってコト。



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