俺様保健医の甘い罠《fin.》


「おら、着いたぞ」



「あ、うんっ」



考えに耽っていると、いつの間にか車はマンションの前まで来ていた。



お礼を言って慌てて下りると、何故か久世センセまで車を下りた。



「?なんで久世センセまで下りるん?」



「あ?何でって、お前んちに今日から住むからだろ」



は?は!?はぁーーーっ!?!?



何やって!?



お前んちに、今日、住む!?



WHY??



「ボサッとしてんなよ」



「ちょーっ!!」



唖然とするウチをほったらかしにして、久世センセはマンションに入っていく。



さも、自分ちのように……。



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