大好きな人
それから何日後・・・
それから
何日経った
ある日の昼休み


私は
普通にいつもと変わらず
図書室に行くと
先に廉汰がいた


その瞬間から
『何か言われる』とは
思っていたが
いつも通りに
接しようと
『よっ!』と言ってみたら
『おう』と返事が返って来た


それから
1分も経たないうちに
廉汰が
『なぁ、お前って俺の事どうしたい?』って
聞いてきて
私はビックリして
『えっ!?』と聞きなおしてしまった


そしたら
『だから、お前は
俺の事どうしたいのかって聞いてんの!』と
言われた


私は
いきなり過ぎて
ビックリし
着ていたジャージで
口を隠した


廉他は『何隠してんの?』と
聞いてきて
『恥ずかしいから』と答えようとしたが
どうも口が動かなかった


多分ジャージを外したら
真っ赤だろうと自分の中では
思っていた


彼は
いきなり図書室にいる
全員に聞こえるように
『獄寺が告るぞ!』と
大声で言った


『えっ!ちょっ・・・』
『だって、お前が言わないから』
『そんな・・・』
『言えよ♪』
『・・・』
『言わないんだ』
そこで
話はストップした


そして
予鈴が鳴り
教室に皆を戻した後
『言わなかったな』と
言われ彼は去っていった


急いで追いかけた
菅原と一緒に歩いていく廉汰


ココで伝えなくちゃと
思い呼び止めた


『廉汰、待って』
『何?』
『・・・』
『やっぱ黙るんだ』
歩き出す廉汰
再びとめる私
『待って』
『何だよ!』
『言うよ・・・』
軽く笑う廉汰
『廉汰が好き、だから付き合って』
何も言わずに
歩き出した


私は次の時間が
体育だったから
校庭に行こうとしたら
隣のクラスの女の子が
横にいて
全部聞かれていた


『杏って廉汰の事好きだったんだ』と
ボソッとその子が言った


私は叫びながら
走って部室前に行った
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