夢を求めて
「俺がもっと早く止めてたら・・・」
「止めても泳いだと思うよ プールでの恵理子ちゃん幸せそうだったでしょ?」

穏やかな表情で落ち着いて話す平田に、村井はやり切れない思いでイッパイだった

「初めて水泳がしたいって言ったときと同じ目、してたと思うよ。あの時、僕も止めれなかった・・・」
「・・・」

平田は思い出すように窓の外を見つめながら言った

「後悔はしない ただ、三度目はない」

平田は腰を上げ村井に言うと部屋を出て行った
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