遠距離恋愛



君はいつでも気まぐれで、
メールの返信だって
途中で止まってしまうことなんてよくあった。




君は、あえて 〔さようなら〕 を言わなかったのかもしれない。



夜も、いつも〔おやすみ〕だった。



ありがとう。



私を悲しませないための、気遣いだったんだよね?



気づかなくてごめんね。



君に会ったとき、身長と声しか変わっていないと気づいて安心してしまった。




嬉しかったんだ。




私の知らない君がいないんだって思うことができた。




でも、君が色んな思い出話するから

泣き出しそうになった。




君も一緒になって泣いた。



友達も驚いていた。



「もう、菜乃香も何泣いてるの~」



とか言って・・・。




会いたかったんだもん。



ずっと、君を思い続けたんだもん。



君に会ったら、自然と涙が溢れた。






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