しゃぼん玉
あっ勇くんだ。


「おはようございま~す!」


「あっナツちゃん。
おはよー。」


優しい低い声。



仕事をしながら私は
ボーッと
勇くんを見ていた。


なんでだろう。



初めて会った時からすごく気になってたんだ。



仕事が一段落つき、
勇くんと私は一緒に休憩に入った。



「勇くんってさ、いくつなん?」



「ん?俺?21歳やでー。
ナツちゃんは?」


「あたしは22歳やで~」

ニッコリ笑う私。


それから二人で色んな話をした。


勇くんは以外にも、すごくよくしゃべった。

みんなといる時は自分からしゃべってる所


見た事がなかったから。


だから、私は少し嬉しかった。




「なんかナツちゃんてさ、よく笑うよなぁ。いっつも楽しそう。」


少し目を細めて笑う。

その瞳がとても優しくて、

私は見とれてしまった。

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