バツ2彼氏

「へっ?」

急に解放されたあたし。

とりあえず助かったみたいだ。


「親父が抱いた直後なんて、さすがの俺も嫌でーす」

「…っ」

あたしはその言葉に一気に赤くなる。

「あれ? してないの? …んなワケないよね、一晩一緒にいて」

「悪かったね」

「えっ! マジ?」

健くんはマジマジとあたしの顔を見てる。

「何をしくじったの? 優香さん」

「うるさいなぁ~。でもね…」

あたしは胸元のネックレスを見せる。

「もっと嬉しいもの貰ったから♪」

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