恋をはじめます。
よーし!! 気合入れなきゃ!

「のっのどかちゃん!!」

「ん~?」

「きょっ…服買いに行くの、付き合ってもらえる?」

のどかちゃんなら…!

「まさかデート!? 行くっ行く♪」

ノリノリののどかちゃんにちょっとビックリ☆

「へへっ ワンピなんだけどね?」

「えっ 脱がされやすい服No.1だよ!?」

えっ なにそれ!?

「えっ!?」

「指定したの、平沢でしょっ」

ぎゃっ!!

ビシーッとワタシを指差しカッコよく決めてくれたのどかちゃん。


見事…的中です。




「だいたいさ~ ワンピ着て来いなんて、脱がしやすくするためでしょ?=SEX」


ドキッ

「やっぱ平沢だね~ 体しか眼中にない」

そっそんなこと・・・ない!!

「違う! 葵君は言ってくれたもん!!」

「なにを」

「わっわたしは他の子と違う、信じれるかもって…」

き…急に自信無くなって来た・・・

「かも、でしょ?」

わたしの強がりも軽くかわすのどかちゃん。

「でっ…でも…」

「はははっ 嘘だって、さくらがそこまで言うんだもん、信じるよ」

「あっ…ありがと!」

思わずのどかちゃんの息を止めちゃうほど強く抱きしめていた。

「ざぐっ…ぐるじぃ゛-っ」

「あっ ごめんねっ!!」

慌てて手を離す。

「はぁー… も、苦しいってば!!」

本気で怒っているのどかちゃん。

「ごっごめんなさぃぃー… つい…」

「つい?」

「嬉しくて…」

「ん♪いいよ」

「へ…?」

「さくらはいつも1つのことに夢中になりすぎ!」

「大好きだよっ さくら」

「のどがちゃっ…グスッ…うぇーん!!」

私はこの後大泣きして、そしてまた、殺しちゃうくらい強く強く抱きしめた。


どうかいつまでもこの幸せが続きますように!!!


そして、ドッキドキの初デートは成功するのでしょうか!?
< 18 / 24 >

この作品をシェア

pagetop