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後ろからポンと背中を叩かれて見ると

圭矢がそこに立っていた

「水くんできた」

そういって静にお墓に水をかける

そして静に座って手を合わした

「瞳本当にごめん…」

圭矢はそうつぶやいた

このお墓は瞳さんのお墓

圭矢を刺したあとそのままビルのマンションから飛び降りた

瞳さんは最後まで圭矢のことは警察に言わなかった

そのおかげで圭矢が今まで女の人たちにしてきた行為は世に出なかった

圭矢も必死でかばったおかげで瞳さんの罪はそれほど重くならなかった

でも…瞳さんは一人で罪をかぶって死んだ

彼女も圭矢のこと本当に好きだったんだ

その気持ちは痛いほどよくわかった

きっと私が圭矢の隣でお線香をたいている姿は瞳さんは見たくないだろうな…

でもどうしても、お礼が言いたかった

圭矢の事黙っていてくれてありがとう







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