私は先生のお嫁さん
私の腕の中でスヤスヤと眠っている心愛。

「まだ小さいわね、可愛いわぁ。ハーフみたいね。」

「あ…はい、ハーフみたいなんです。イギリスと日本の。」

「まぁ、じゃあもう将来はめちゃくちゃ可愛いわね(笑)
腕疲れない?今、小さい子用の布団出してあげるからそこに寝かせてあげて。」

「…すみません。」

「いいのよ、気を使わないで。あ、そうだ…友達にならない?ママ友(笑)」

「ママ友?」

「そう。ママ友。なんでも困ったことがあったら私に相談して♪」

「あ、ありがとうございます…っ!」

私は嬉しくてつい、大きい声を出してしまった。


「シー、心愛ちゃんが起きちゃう。」

や、ヤバい…!

私は急いで自分の手で口を塞いだ。

「本当に可愛らしい人ね。
家の子は馨(カオル)2歳の男の子なの。よろしくね。」

「こちらこそ、よろしくお願いします。」



あれから私と美香さんは意気投合。
お互いのメルアドを交換してメールする約束もした。

美香さんは、お姉さんみたいな存在だなって感じて

私は本当の姉妹みたいな存在になれたらいいなと思った。

< 124 / 207 >

この作品をシェア

pagetop