私は先生のお嫁さん
「コイツが…美香さんに一目惚れて、めちゃくちゃアタックして…まぁ、付き合って結婚したんだよ。」

そうなんだぁ…堀川先生も、私たちみたいに教師と生徒の関係だったんだ……。

でもきっと、私達なんかよりもずっと、大変だったんだろうな…。

「まぁ、昔の話しだけどね。

それにしても、南くんどうしたの?なんか哲也から来るって聞いてビックリしちゃった。」

「いやー…俺も来いって言われて仕方なく来たんだけど…。」

「そゃあお前、親友が可愛い子供を見せてやろうと思ってな。

どうだ?馨、大きくなっただろ♪」

「…何お前、息子自慢したくて呼んだわけ?」

「お、さっすが。当たり~♪」

「帰る。行くぞ千里。」

「あら、ダメよ~私、千里ちゃん気に入っちゃったし。

千里ちゃん、赤ちゃん何て名前?今どれくらい~?」

「心愛っていいます。“心”に“愛”と書いて“ここあ”。

えっと…もうすぐ3ヵ月になります。」

< 123 / 207 >

この作品をシェア

pagetop