私は先生のお嫁さん
「千里♪」

「佳那、篤哉、悠莉。皆来てくれてありがとう。」

3人が控え室に来てくれた。高校を卒業してから…まだ会っていなかった。


「当たり前よ、大切な親友の大切な日に来ないわけ無いじゃん。」

「ありがとう―……。来てくれて本当、嬉しい。」

「南…先生、千里を幸せにしてくれよ、本当に。じゃなきゃ俺が千里を奪うから。」

最後の方、カッコイイ言い方で少しドキッてしちゃった。

「…絶対に奪わせない。

それから、俺が千里を泣かせることはない。…まぁ、別の意味を抜かしてな。」

ニヤリと笑いながら私の頭を撫でる南。
勿論、私の顔は真っ赤になるわけで…。

「ちょ、ちょっと南…。」

「おめでとう、千里。凄く似合ってるよ。

心愛ちゃんもこんにちは。相変わらず可愛いね。」

「こ、こんにちは。」

「心愛、挨拶できて偉いなぁ~♪」

「…相変わらず、親バカね。」

「ま、まぁね。」

「千里にもベタ惚れみたいだけど(笑)」

「そ、それは―…そうかも(笑)」


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