私は先生のお嫁さん
「おめでとう、心愛。

ブーケを取れた人はね、幸せになれるんだよ♪」

心愛にそう伝えるとさらに笑顔になった。

「ほんと?しあわせに♪?

ママ、ありがとう♪!!」

「どういたしまして♪」

心愛がブーケをゲットしてよかったなぁ、って思った。

この子には本当に幸せになってほしいって親として強く願っているから。

まぁ…まだ、彼氏なんて早いだろうし…結婚なんてまだまだだろうけど。

「よかったね、心愛。素敵な人が早く現れるといいわね。」

「ここあね、あつやくんとけっこんするぅ!」

そういって篤哉に抱き着く心愛。い、いつの間に…いつそんなに慣れたの?

篤哉もなんか、かなり困ってる…あれ、なんか顔色悪い。何を見て…?

篤哉の視線の先を見つめると…南。

「…篤哉、くん?

一体どういうことだぁ…?」

「いや…その、それは……」

かなり困ってる篤哉。仕方ない、私が助けてあげよう。
恥ずかしい、けど…。

私は南の頬にキスをした。
すると南は私をお姫様だっこした。

「きゃぁ、み、南…!」

「お前からキスしてくれるなんて思わなかった。

千里、これからもよろしくな。」

「こちらこそ、ふつつか者ですがよろしくお願いします(笑)」

「愛してるよ…。」

「うん、私も。


ねぇ、幸せにしてね…?」

そう言うと凄く格好いい私の大好きな表情をして、


「当たり前だし。
世界一幸せにしてやる。必ずな。」


そう言いキスをしてくれた。




少し意地悪な…でも優しくて甘い甘いKiss。


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