私は先生のお嫁さん
それから、あっという間って言葉が合うくらいすぐに、市役所に着いた。


「じゃあ、行こうか。」

南が左手をこちらに向けてきたから私はその手を握った。

「う、うん…!」

南が婚姻届を持って二人で手を繋いで市役所に入った。

そして大事な婚姻届を出してきた……。


「これで、俺らはもう夫婦だな。」

「うん♪

私が…南の奥さん///」

「あぁ、千里は俺の可愛いお嫁さん。

可愛い、可愛い奥さんだ。

これから…永遠にずっとな。

愛してる…。」

そう言うと、ポケットから小さな箱を出した。

「開けてみて。」



「うん。



うそ……指輪!?」


その箱の中には、シンプルだけど可愛いデザインの指輪が入っていた。

「結婚式には、もっといいやつをプレゼントするよ。

だから、それまではこっちを持ってて。」

「うん…。
絶対大切にするね…。

あり、がとう…。」

「…本当。
よく泣くなぁ。」

「嬉しいんだもんー…。

嬉しくて…涙が……ン…ちょっ…ん…あンー…ん……」


喋っている最中に南は顔を近づけてきて、目から溢れる涙を舐めてそして深いキスをした……。

すると意地悪な笑みを浮かべている…。

「ほら、もう涙、止まっただろう…?」

「もう……////」

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