私は先生のお嫁さん
二人で向かった先は…誰もいない使っていない資料室。



南に肩を抱かれたのは、嬉しかった。

だけど……

「南の……馬鹿」

「何?もしかして、まだあの女の先生と話してたの怒ってんの?」

え…?私まだ女の先生のこと言ってなくない?

も…もしかして、私が怒ってたことに気づいてたの!?

「なに驚いてんの?

もしかして、この俺が気づいていないとでも思ってたわけ……?」

「ひどい…!……ん!?」

一瞬の隙に私の顎には南の手。目の前には整った顔。

「ほら…もっとさ、口、開けよ……?」

「や……だぁ……い、ンま、そんな…んァこ……とする……ッ!?」

「……聞こえない」

もう…南の馬鹿………。



「おい千里~機嫌、もう直せよ?」

「だって…。…あんなにベタベタしてさ。

南も優しくし過ぎだし。

どこのホストだよ!って思うくらい南…女の人の対応が上手いんだもん。」

「お前だって、あんなに他の男と仲良くやってんじゃん。」


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