私は先生のお嫁さん

急に南の顔つきが一気に変わった……。

どうしたのかな？


「なんか…よくわかんねぇんだが母さんが今すぐ千里の実家に来いって……。」

今すぐ……？
どうしたんだろう。

私たちは急いで車に乗り二人で実家に向かった。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
インターホンを鳴らすとすぐにドアが開いた。

「千里、南君、待ってたわよ。」

「さぁ、上がりなさい。」

しかも玄関でパパとママが待っていた。

ｶﾞﾁｬ

「シー…ｯ！今やっと
眠ったところなんだ。」

眠った……？何が？

「南、千里ちゃん…

急に呼び出してごめんなさいね…。」

リビングに行くとお義父さんとお義母さんがいた。


小さな赤ちゃんを抱いて。

「抱いてみる…？」

私が見ていたらお義母さんは優しく聞いてきた。

「はい♪」

お義母さんからまだ生まれて間もないくらいに見える赤ちゃんを受け取った。

すやすやと、眠っている赤ちゃんからはミルクの甘い匂いがする。

見たところ……ハーフみたいな可愛らしい赤ちゃんだ。

「可愛い……♪」

私はもともと子供好きな性格。

だからか、その子をすごく気に入ってしまった。