私は先生のお嫁さん
「心愛――………。」

私はもう、心愛なしにはきっと無理だ。

だって、こんなにも心愛が可愛くて愛しくてしかたないんだもん。

血の繋がりなんて関係ない。今まで自分が悩んでいたことが小さく思えてきた。


それからというと…家に帰り、3人で寝室に行き、心愛を真ん中に川の字になって横になった。

私は隣に心愛と南がいることに安心してそのまま眠りについた。

そして………


「ん…?

あれ?今何時?」

空は真っ暗…部屋はカーテンが開いたまま電気つけっぱなしで外にまる見え……。

「南、南…きゃぁ!」

南を起こそうと近づいた時だった。

急に腕を引っ張られて私が南の上に重なりあうような体勢に…!

「南…起きて、南…!」

揺すってみたけど全然起きる気配すらない。
どんだけ熟睡してるのよ…。

まぁ…無理もないか。
毎日忙しいもんね。今日はゆっくり、休んでよ。
私もいっぱい休んだからさ。

そう心の中で囁いた。

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