永久に

それでも････「････き。ゆき････雪!!」
ビクッ
「なっなぁに？弘ちゃん。」
あたしは無理して笑顔をつくる。
「お前･･･さっきの話聞いてた？」
「えっっ」
「やっぱり････。俺さ、昨日告られたんだよね。」
ドクンッ
「だっだれに？」
「二組の神田　真保って子。」

真保････ちゃん？
真保ちゃんは可愛いって人気の子だ。

「そっそれで、付き合うの？」

聞いちゃだめ、聞いちゃだめ!!

「････うん。」

あたしはいますぐ耳を塞いで逃げ出したかった。

「そっそっかぁ････」
「それで、明日から真保と一緒に登下校するから。お前は････」
「あっあたしならっ････大丈夫だからっ。････真保ちゃんといていいよ？」

「わかった。ありがとな？」

「じゃあ、あたし家着いたから帰るね････」

そう言ってあたしは逃げた。