君の笑顔が
2話

*sideゆき*












「俺の好きな人、ゆきなんよ。」


耳元で彰の声だけが響いた。


「…あき…ら?」





「付き合ってほしいとか、
そんなんぢゃなくて
悠斗が眠っとる間は、悠斗の代わりに
俺を頼ってほしい。」








彰からの突然の告白に頭が混乱する。


「あ、彰…でも、ゆきは…」


「…だめなん?」

彰が淋しそうに声を震わす














< 81 / 174 >

この作品をシェア

pagetop