王子様のつくりかた
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あれから3時間経ったけど、一向にあたしの携帯は鳴る様子もなく。
「じゃぁ、絶対明日見せてね!」
「う、うんわかった!」
「イイ男に育てておいてね」
「いや、1日じゃ無理だって!!」
「それじゃぁ、ばいばい!」
「また明日」
「じゃ、明日ね~!」
・・・・・・・・と二人も帰る時間となり。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あたし、やっぱり詐欺に遭ったんだろうか・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
寂しく部屋で携帯を眺めるあたし。
一人でいると、悪い風にばっかり考えちゃうな・・・・・
ま、一人暮らしだし仕方ないか。
ピーンポーン・・・・・・・・・・
ん?誰か来た?
ピーンポーン・・・・・・・・・・
「はーい!今行きますッ!!」
宅配便か何かかな?
それとも花音か麗が忘れものでもしたのかな?
ガチャ。
玄関のドアを開けると、そこにはー・・・・・・・・・・・・・・・・