境界牲人格障害〜BPD〜

目が覚めたら病院だった。

どうやら助かってしまったようだ…

助かったと分かった瞬間、娘の事が心配になって仕方なかった。

何処までも、自分勝手で都合の良い親だと思う。


娘は一時保護所にいると聞いて安心した。


そしてビックリする事に、第一発見者は彼だった。


夜中にウチに来て私が居ない事に気付き、探して回ったそうだ…


目覚めた私の傍には、彼と警察が居た。

あ、私、不法侵入したから捕まるんだ…

でも警察は以外な事を言って来た。

「あそこのマンションは確かオートロックでしたよね?どうやって登ったんですか?それが気になったモノで…」

何だ、私を捕まえに来たんじゃないんだ。

「私、以前職人として働いて居た事があって、足場や屋根に登ってたんで、簡単に外壁から登りました」


「なるほど、それが分かればもう結構ですよ、もうこんな事、しちゃダメですよ?じゃ、失礼します。」

警察は帰って行った。



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