境界牲人格障害〜BPD〜

この頃、岡先生に、またカウンセリングを受けた方が良いと言われていた。


岡先生の言葉が絶対的になって居た私は、以前の私を境界性人格障害と判断した、あの病院に行った。


岡先生からの紹介状を出した。


入院当時の担当医師の診察が必要と言う。


私はそこで、思いがけない言葉を耳にした。


「以前のカウンセラーの先生が転勤になりました。

この病院ではもう、あなたの病気のカウンセリングは出来ません。」


そう、断れたのだ。


私はその医師からの岡先生宛ての返事を持ち、また岡先生の所へ行った。


封を切り岡先生は、

「そうですかぁ…」


とだけ言った。


「私が境界性人格障害だから、診てくれないと言う事ですか?」


私は岡先生に疑問をぶつけてみた。


「正直に言うと、そう言う事ですね。


私はカウンセラーでは無いから、あなたのカウンセリングは出来ない、だから、私は問題無いですが、あなたの病気は、口が達者だから、カウンセラーが疲れて参ってしまう。


あちらの病院も、その予防線を張ったのでしょう。」

ショックだった…


境界性人格障害は、カウンセリングも断られるのか?

この後、私はこの病気が受け入れられないと言う事を、これでもかと言うくらい思い知る。



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