青春白書

受験






寒がりな空色の下で、息は濁っていた。


掲示板に受験番号が並んで、


必死で受験票と比べて探していた。



周りの祝福する声や落胆する声が、


一瞬消えた時、膝が震えた。



合格した事を確認して、思わず、両手を上げて叫んでいた。







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