メモリーズ~I


一番に不安なのは、決まっての言葉。


‘ずーっと一緒’






大切なのに そばからいなくなる。



怖いんだ・・・。





「華野にもう辛い想いはさせない。」




翔人のその力強く抱きしめる腕で

お願い、あたしを離さないで。






翔人の胸に顔をうずめた。








「そんなに....不安か?」







「ちょっとだけね....。」









ゆっくりあたしを放すと









「じゃあ、証拠あげる。」




ヒョイっとあたしをお姫様だっこした。
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